高麗茶碗 論考と資料
高麗茶碗研究会
1990年代初頭前後に画期的な展開をみせたものの、「高麗茶碗」の探求はその後、滞りがちだった、といえよう。茶の湯において使用されるこの朝鮮半島で造られた茶碗について、地道な研究が継続されている。「高麗茶碗」研究の現状を示し、さらに新しい地平への進展を期して、本書は企画された。
定価 |
本体 7,000円(税別)
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判型 |
A4 |
頁数 |
326頁 |
ISBNコード |
ISBN
4-7611-0092-3 |
刊行年月日 |
2003年5月1日 |
目次 |
■論考編
第一部
高麗茶碗と茶の湯
朝鮮白瓷と茶碗
鼎談 高麗茶碗づくりをめぐって
第二部
高麗茶碗概説
高麗茶碗研究史
第三部
李朝のやきものからみた高麗茶碗
高麗茶碗にかかわる近世史料
日本出土の高麗茶碗
考古学調査からみた高麗茶碗(朝鮮王朝陶磁茶
碗)
肥前のやきものと高麗茶碗
初期萩焼茶碗と高麗茶碗
京焼のなかの高麗茶碗
■資料編
第一部
史料のなかの高麗茶碗
『朝鮮王朝実録』にみるやきもの資料
「宗家文書」翻刻 『御茶碗焼入目帳』と『新
渡焼物 御印判帳』
第二部
日本にみる高麗茶碗出土事例一覧と実測図
高麗茶碗 伝世品一覧
高麗茶碗 文献・論文一覧
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