書籍
元伯宗旦 侘び茶の復興
生形貴重
81年にわたる生涯を、祖父・利休の侘び茶復興に費やした千家三代・元伯宗旦。 その生涯は、決して順風満帆ではなかった。 「宗旦の筆舌に尽くしがたい努力抜きにして、今日のような茶道文化の姿はありえないといっても過言ではない」(本文より)。 本書では、度重なる苦悩をのりこえて侘び茶を復興し三千家確立への礎を築くまでの長い道のり、そして、宗旦が到達した侘びの境涯を、利休や父・少庵との逸話、4人の息子たちとのやり取り、そして公家・大名茶人・町衆らとの交流などを通して描き出す。
定価 | 1,980円(税込) |
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判型 | 四六判 |
頁数 | 312頁 |
ISBNコード | ISBN 978-4-7611-0181-7 |
刊行年月日 | 2021年4月20日 |
目次 | 第一章 祖父・利休への想い 第二章 少庵と宗旦の千家復興への日々 第三章 侘び茶の復興と宗拙の苦悩 第四章 宗拙の義絶と宗左の紀州徳川家仕官 第五章 宗守と宗室の仕官 第六章 四畳半茶室の再建と侘び・寂びへの批判 第七章 宗旦の茶の湯と交流 第八章 宗旦の侘び - 中庸と清貧 終章 久田宗全と宗旦の逸話 あとがき |